• HOME
  • ようこそ
  • エリアマップ
  • 入園のご案内
  • アクセスマップ
  • 花ごよみ
  • 花ものがたり
    • 四季の花ものがたり
    • バラものがたり
    • ロサ博士に学ぶバラ講座

花ものがたり

HOME > 花ものがたり > ロサ博士と学ぶバラ講座 > 第1回 「バラの起源を探る」

ロサ博士に学ぶバラ講座

助手のバーバラと一緒にバラの起源や歴史など、
ロサ博士に学んでみましょう!
回を重ねるごとに、あなたもきっと「バラ博士」!?

プロフィール

ロサ博士
ローズ(ROSE)のラテン語読みロサ(ROSA)を名前に持つ、文字通りのバラ博士。バラの研究に心血をそそぎ、三度の食事よりバラが好き。その興味は、バラの育て方からおいしいローズティーの入れ方、はたまたバラの遺伝子レベルの解明など幅広い。
バーバラ助手
最近ロサ博士の助手になったばかり。過去何度もバラを育てては枯らしている。好奇心が旺盛で、いつも博士に質問してばかりしているが、ときどき博士に紅茶とお菓子のサービスも忘れない愛嬌者。

第1回 「バラの起源を探る」〜バラはいつから存在したの?

いよいよ博士の「バラ講座」のはじまりですね。どうぞお手柔らかにお願いします。
うっほほ。心配しなくても大丈夫。まずは、バラの歴史から勉強するために、今回はバラがいつから存在したか話をしようね。
ところで、バラ属にはどのくらいの数のバラが属しているか知ってる?
少なくとも70〜80はありそうですね。
実際には、100〜200種のバラが属しているんだ。
へえ、そんなにあるんですか?でもいったいバラっていつから存在したのかな?
バラは、ギリシャ時代、ローマ時代、さらにさかのぼってエジプト、メソポタミアで生薬や香料として生産され、取引されていたという記録が残っているんだよ。
たとえば、紀元前三千年のシュメールの遺跡からは、バラをかたどった像が出土しているし、エジプトのピラミッドからは、乾燥した植物標本のようなバラも発見されているんだ。
すごい!紀元前から存在していたなんて。そういえば、エジプトといえば、クレオパトラとバラにもエピソードがあるんですよね?
うん。バラは歴史の舞台にも登場することが多いね。クレオパトラは大のバラ好きで、ローマからシーザーやアントニウスをエジプトに迎えた時、宮殿全体をバラで飾り、廊下にはバラの花びらを20センチも敷きつめて歓迎したということだよ。ほかにも、バラの花びらを浮かべたお風呂を楽しんだり、当時、ゴールドの何倍もした高価なバラ香水をふんだんに愛用したと伝えられている。
…同じ女性として、うらやましい限り…。
当時のコインで作ったボタンほかにもバラの起源をたどると、ギリシャ時代の書物には、バラの薬効を記載したものもあるし、ロードス島というバラで有名な島では、コインにバラの模様を使っていたんだ。
バラの模様の金貨や銀貨…ロマンティックですね。でも、バラが何千年も昔から栽培されてきたことはわかるけれど、どんな地域で主に栽培されていたんですか?
当時文明の中心地のひとつであったヨーロッパの東端、アジアとの境で盛んに栽培されていたとされている。やがて十字軍の遠征などの帰りに中東から持ち帰られ、ヨーロッパに広がっていくんだ。
すごいなあ。
ロサ・ガリカ・オフィキナリスもともと植物の歴史をひもとくと、古代から中世まで、主には生薬として栽培されてきたけれども、バラも例外ではなかったんだね。
たとえば、「ロサ・ガリカ・オフィキナリス」は、訳して「薬剤師のバラ」と呼ばれているけれども、これには理由があるんだよ。
パリの郊外の町、プロバンで栽培されていたこのバラは、花弁で砂糖漬けが作られ、600年以上にわたって世界中に輸出されていたそうなんだ。それを行っていたのが、薬剤師であったことから、こんな名前がつけられたともいわれているね。
バラも、もともとは鑑賞目的ではなく、生薬や香料として利用するため栽培されてきたことはよくわかりました。でもその後はどうなるの?ずっとその目的だけのために作られてきたわけではないんでしょう?
ロサ・ケンティフォリアそのとおり。いいところに気がついたね。17世紀に入ると、植物全体が装飾的な意味をもって取り上げられるようになり、バラも例外ではなく「ロサ・ケンティフォリア」という100枚もの花弁をもつバラが長い時間をかけて育種家によって作られ、画家たちが好んで描くようになった。
このバラは現在でも、西洋の陶器などに描き続けられているから、目にしている人も多いと思う。
いよいよ鑑賞目的のバラが登場するんですね。
バラの歴史を振り返ると、最も重要な出来事が19世紀に起こるんだ。19世紀の革命的なバラの変化が、「モダンローズ」、つまりわれわれが日ごろ親しんでいる「現代バラ」を生み出すことになるんだけれども、この続きは次回にしよう。次回はいよいよ「オールドローズ」と「モダンローズ」について勉強するからね。
わくわくしちゃうなあ…。じゃあここで休憩するとして、おいしいローズティーでもお入れしますね!博士!!
ローズケーキも忘れないでね。