食卓の健康 食の大切さを考える 夏
ニンニクレシピ春夏秋冬 夏にぴったり!!海老のスパイス炒め
服部幸應 「食育が日本を変える」
第3回 「食育」3つの柱その2
医学博士 服部幸應(はっとりゆきお)
学校法人服部学園、服部栄養専門学校理事長・校長。
内閣府「食育推進会議」、
内閣官房「新健康フロンティア戦略会議」委員等。『料理の鉄人』『愛のエプロン』『SMAP×SMAP』などテレビでもお馴染み。「食」を通じて日本の教育の立て直し(食育)、並びに地球環境保護の講演活動などにも、精力的に取り組んでいる。
食のしつけ
子供の精神は親子の絆によって、1歳から3歳までの時期に培われます。その後8歳までの間に、行って良いことと悪いことの分別を養う食卓での躾が重要です。動物は、それぞれの環境に合わせて、我が子がひとり立ちできるよう教育をします。動物がやっていることを人間の親ができなくなっていることが問題なのです。
散らかしながら食べている子供や味わわず食べている子供を親が叱らない、子供が好き嫌いなく食べるよう親が工夫しない、食卓での親子のコミュニケーションがない、などが好き勝手、我慢できない、いつ爆発するか分からない、というような子供を作り出しているのです。
私は、長年の持論として、人間にも「食育」をしなければならないと、関係各庁や政府に働きかけて参りましたが、ようやく「食育基本法」として制定化にこぎつけることができました。
世界の子育て比較調査
13年前に行った規範意識調査の中で、興味深いデータがあります。
(1)20ヵ国の子供に「先生を尊敬しているか」とのアンケート調査が行われました。日本以外の先進国ではYESと答えた生徒が80%を越え、世界全体の平均では71%でした。しかし、日本では先生を尊敬していると答えた生徒はわずか21%でした。
(2)また、同様に「親を尊敬しているか」との調査では世界平均が83.1%だったのに比べ、日本は25.2%という数字でした。
両方の調査とも、50%を下回る国は存続の危機にあるとまでいわれる意識調査です。つまりこのままでは、日本の将来は危ない状態であるといえます。50年、100年かかるといわれる教育ですが、それでもこの状況は、今すぐにでも食育を始めないと、日本が大変なことになるという警告と捉えてよいと思います。
【材料】(4人分)
大きめの海老(無頭)12尾※ブラックタイガーでも可・ネギ 1/2本(みじん切り)・赤唐辛子 3本・中華パセリ少々(みじん切り)・揚げニンニク 適量・木の芽 少量
【海老の下味】
卵 1/2個・豆板醤 大さじ2・老酒(紹興酒)50cc・スパイス少々 ※老酒の代わりに“攻瑰露酒”(バラのお酒)を使うと本格的!
【スパイス】
塩 100g・ガーリックパウダー小さじ 1/2・カエンヌペッパー(唐辛子) 小さじ1/2・ジンジャーパウダー小さじ1/2
【飾りつけ】
ライム、レモン 各1/2個・パセリ少々・花(ラン)
※お好みで香菜(シャンツァイ)なども
【作り方】
1. 鍋で塩100gをから煎りし、スパイスを足して、煎り塩を作っておく。
2. 海老は殻付きのまま、足をはさみで取り除き、尻尾をそろえて、斜め切りにする。背割り(写真)をして、下味をつけ、15分位置く。
3. 【2】を高温の油(180℃)で約3分間からりと揚げる。
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揚げすぎると、海老が硬くなるので注意!!
4
. 鍋をから焼きし、赤唐辛子の輪切り、ネギ、中華パセリを入れて香を立たせるように弱火で炒める。海老を入れたら強火にして揚げニンニクを入れ、スパイス(煎り塩)を少々加えて仕上げる。
5
. 器に盛り、揚げニンニクの残りと中華パセリ、木の芽で飾る。
★大正海老の代わりに“シャコ”や“鶏もも肉”など、また豪華にする場合は“伊勢海老”でも美味しく出来上がります★
*料理監修:服部栄養専門学校 斉藤昭彦 先生
本ページの記事は湧永製薬発行情報誌“大元気 夏号”に好評掲載中です。
次回「秋号」をお楽しみに!
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