今月の健康情報 バックナンバー
骨を強くする
by Toshiyuki Shimizu(湧永製薬 学術・営業薬制部)
加齢・閉経等により骨密度は低下します。「骨粗鬆症」は骨の強度が低下し骨折しやすくなる状態です。これを防ぐには、運動で骨に刺激を与え、骨の元になるカルシウムや栄養素の摂取を心がけることが必要です。
骨は常に新陳代謝を繰り返しています。破骨細胞が骨を壊し、骨芽細胞が壊された骨を修復することで、数年程度で全身の骨が入れ替わります。このバランスが良好であれば、丈夫な骨になります。 しかし、加齢などで破骨細胞の働きが骨芽細胞を上回ってしまうと骨量が減少し、骨がスカスカになってもろくなります。この状態を「骨粗鬆症」と呼びます。 |
骨がスカスカになると、骨折しやすくなります。高齢になった後の大腿骨骨折は、筋力の低下にもつながり、寝たきりの原因にもなります。寝たきりは、その後さまざまな病気を発症しやすくなるため、骨の強さは人生や寿命に係わる問題なのです。 ![]() |
骨を強くするためには、運動と共にカルシウム、マグネシウム、ビタミンK、ビタミンD、タンパク質などのミネラル・栄養素が必要です。カルシウムは骨の主要な構成成分ですが、日本人の摂取量は足りていません。厚労省の調査でも、すべての年代で国の推奨量に達していませんでした。 ![]() |
いかがでしたか?健康について、お近くのクスリ屋さんに相談してみませんか?
⇒ こちらから、お近くの日専同のお店が探せます。
湧永製薬は「日専同(日本専門薬局同志会)」を応援しています!