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今月の健康情報 バックナンバー

オーラルフレイル
by Satori Einama(湧永製薬 学術・営業薬制部)


超高齢社会が進む中で、健康寿命の延伸の重要性が注目されています。近年、ささいな口腔機能(歯や口の働き)の衰えが全身に大きな影響を及ぼすことが分かってきました。今回は、「オーラルフレイル」という新たな考え方についてお伝えいたします。

◆◇オーラルフレイルとは?◆◇

%A5%D5%A5%EC%A5%A4%A5%EB%A4%CE%C3%CA%B3%AC%BF%DE.PNG オーラルフレイルとは、「オーラル(口腔)」と「フレイルティ(虚弱)」を合わせた造語で、「歯と口の働きの衰え」を意味し、老化のサインとも言われています。活舌低下、わずかなむせや口の乾燥などささいな症状から始まるため、気が付きにくいので注意が必要です。また、可逆的であることが大きな特徴のひとつであり早期発見と適切な対応で健康に近づくことができます。



◆◇オーラルフレイルと心身機能の関係◆◇

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固いものが食べづらくても日常生活に大きな影響はなく、年だから仕方がないと思いがちで、うどんやご飯など柔らかいものを食事に選択することが多くなると思います。しかし柔らかいものばかりを食べると噛む回数が減り、唾液分泌の低下、口周りの筋肉の衰え、食欲低下、食事量の減少による低栄養状態を招きやすくなります。また、免疫や消化に関わる唾液の分泌も少なくなります。







もしかしてオーラルフレイルかな?
□ むせる・食べこぼす
□ 滑舌が悪い・舌が回らない
□ 口が渇く・においが気になる
□ やわらかいものばかり食べる
□ 自分の歯がない・あごの力が弱い
□ 食欲がない・少ししか食べない


◆◇口腔のケアをしましょう◆◇

GG.PNG ・定期的に歯科検診を受けて口腔機能の低下を予防しましょう。

・噛み応えのある食材を選んで良く噛んで食べることを意識し、食事の質を維持するようにしましょう。

・口腔機能の維持のために「口腔の体操」(下図参照)、「歌を歌う」、「早口言葉を言う」、「友人や家族とおしゃべりする」などをしましょう。

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口の中の衛生状態を改善し食べる機能を整えて、しっかりと噛んで栄養を取りましょう。
胃腸機能の負担を減らし、健康維持にもつながります。
参考)
1)公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット・フレイルが重症化しないための生活習慣
2)公益社団法人 日本歯科衛生士会 歯科衛生だより 2020 June vol.57



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