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わくわく健康情報館

今月の健康情報 バックナンバー

『目』のケア、していますか?
by Toshiaki Matsutomo, M.S. (湧永製薬 ヘルスケア研究所)

 夏本番!海やプールの季節ですね。

 プールから上がったあと、目が真っ赤に充血した経験はありませんか?これは、大腸菌などを消毒するためにプールの水に含まれている塩素が原因です。結膜(白目の部分)が刺激に敏感な人は、この塩素によって目が充血するわけです。また、角膜(黒目の部分)に細かいキズができることもあります。

 以前は、目に付着した塩素を洗い流す目的で、プールから上がったら目を洗うように指導されていました。しかし今では、水道水は涙液とは浸透圧が異なるため、かえって目に悪影響(角膜上皮障害など)を及ぼしやすいと考えられています。そのため、最近では、学校のプールやスイミングスクールでも、目を洗う設備が減っているそうです。

 ではどうしたら良いのでしょうか?唯一の予防法は、ゴーグルをして目が塩素にさらされないようにすることです。また、目が真っ赤になったときは、抗炎症剤を含む目薬をさしておくと良いでしょう。 eyecare_swimming2.bmp

 この他にも、日常生活の中には目に負担をかける様々な要因が潜んでいます。
 あなたは知らず知らずのうちに「目」を疲れさせていませんか?


目の疲れ

☆ 目を酷使していませんか?
 パソコンを使う仕事や車の運転などで、気付かないうちに目を酷使していませんか?このような作業を行うとき、目は「細かいもの」や「動くもの」を捉えるため、目のピント調節を行う毛様体筋や神経は緊張し続けることになります。これが長時間続くと、目は疲れてしまいます。目の疲れは、近視やドライアイの原因となります。約1時間に1回、10分間を目安に、目を休ませましょう。(ドライアイについては、バックナンバー 07.09.06. 目ヂカラを参照)


☆ ライフスタイル
 夜は、日中と比べて涙の分泌量が減ることが分かっています。夜遅くまでパソコンをしたりテレビを見たりすると、目の乾燥や疲労につながります。

 また、睡眠不足の状態では、物を意識したりピントを合わせたりするのに時間がかかるようになります。これでは、仕事の作業効率が落ちたり、車の運転における判断に支障をきたしたりします。


生活が不規則になると、抵抗力が落ちて細菌に感染しやすくなります。目の健康のためには、規則正しい生活と適度な睡眠が必要です。
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☆ ストレス!?
 厚生労働省の調査(平成14年労働者健康状況調査の概況)によると、労働者の61.5%がストレスを感じているとされています。ストレスにより自律神経のバランスが悪くなると、血液の流れや涙の分泌量に悪影響を及ぼし、その結果目の疲れを生じます。ストレス発散してリフレッシュすることも、大事な目のケアになります。


 このように、現代人は目の疲れやすい環境にあると言えます。
 大切な目、あなたはいたわっていますか?


目のケア

 目のケアには、何より目を休ませることが重要です。同じ作業を長時間行うときは、適度に休憩をとり、遠くの空や緑をしばらく眺めましょう。ストレッチやマッサージ、目薬を点眼することも効果的です。

 多くの女性にとって、毎日のメイクアップは欠かせませんね。でもメイク落としもきちんとしていますか?アイメイクはほっておくと分泌腺を詰まらせることがあり、その結果雑菌に感染しやすくなります。メイク落としも毎日しっかりやりましょう。
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 ここでは、目のクスリ‘目薬’について少しお話します。

☆ 目薬の正しい使い方

1.まず、石けんで手をきれいに洗います。

2.次に、容器のキャップをはずし、清潔なところに置きます。

3.下まぶたを軽く引いて、目薬をさします。この時、目薬の先端が目やまつげに触れないように注意しましょう。

4.目薬が流れ出ていかないように、しばらく目をつぶるか、軽く目頭を押さえます。
 目の周りにあふれ出た目薬は清潔なガーゼやティッシュなどで拭き取りましょう。

5.使用後はしっかりキャップを閉め、直射日光をさけて、なるべく涼しい所に保管しましょう。
   

☆ 注意すること

◆使用期限
 開封した目薬は、種類によって1週間〜3ヶ月で効果が弱くなります。使用期限を確認し、期限を越えたものは使わず捨てましょう。

◆白い浮遊物
 容器に白い浮遊物があった場合、目やにや細菌などが容器の中に逆流した可能性があります。このような目薬は使わないようにしましょう。

◆まばたき
 目薬をさしたあと、まばたきをすると、せっかくさした目薬が涙と一緒に目頭の方に集まり、涙点からのどの方へ流れ出てしまいます。目薬をさしたあとは、まばたきをせず、目をつぶるか、軽く目頭を押さえるようにしましょう。

◆点眼する回数
 必要以上に点眼すると、薬の効果が弱まることがあります。また、目薬によっては、過度に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがあります。用法・用量を守って使用しましょう。


 「目は口ほどに物を言う」とよく言われます。
 これは、「情がこもった目付きは、口で話すのと同じ程度に気持ちを相手に伝える」という意味です。つまり「目」は、口で話すのと同じくらい情報を伝える力を持っているということですね。

eyecare_tree2.bmp  私たち人間は、目、耳、鼻、舌、皮膚が感じる五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)によって、常に外部から様々な情報を取り入れています。そのうち、「目」から得る情報はなんと90%以上!「目」は最も重要な情報収集器官と言えます。

 このように、「目」は私たちが生きて行くための重要な感覚器なのです。


 あなたの「目」は疲れていませんか?
 あなたは普段から「目」のケアを行っていますか?

今回の目のケアに関するお話、いかがでしたでしょうか?目に違和感を感じたら、お近くのクスリ屋さんかお医者様に相談しましょう。
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