あなたの元気を未来につなぐ WAKUNAGA

わくわく健康情報館

今月の健康情報 バックナンバー

梅雨の時期の肌対策:紫外線、汗、クーラーなどは夏の肌トラブルの原因
by Kumiko Konishi, M.S.(Pharmacy)(湧永製薬 学術部)


肌トラブルといえば乾燥する冬をイメージしがちですが、梅雨から夏の時期もまた、紫外線、湿度、クーラーなどが原因で、肌トラブルが出やすい時期です。今回は、梅雨〜夏にかけて起こりやすい肌トラブルの症状や対策をご紹介します。

◆◇梅雨〜夏の肌トラブルを引き起こす原因は?
この時期特有の原因は紫外線、汗、湿度、睡眠不足、ストレスやクーラー病など様々です。

【紫外線】
晴れた日には多くの紫外線が地表に降り注ぎます。梅雨の時期はついつい紫外線対策を怠ってしまいがちですが、曇りの日でも60〜80%程度の紫外線が届いているため、油断大敵です。

地表に到達する太陽光中の紫外線は、主にUV-AとUV-Bからなります。UV-Aは肌の深部(真皮)にまで届きシワの形成など光老化の原因となります。UV-BはUV-Aに比べ到達量は少ないですが、メラニンの生成を活性化させ日焼けやシミの原因となります。
tsuyu1.bmp


【汗】
気温の上昇により汗をかく機会が増え、これにより皮膚炎が悪化しやすくなります。例えば、汗をかいたまま放っておくと、垢やほこりで、皮膚が刺激されて皮膚炎が生じたり、身に着けている貴金属から汗により金属イオンが溶け出し、接触性皮膚炎が起こることもあります。
tsuyu2.bmp

【湿度】
湿度が高くなり、不快指数がどんどん上昇し、肌ストレスも高まる季節です。また、皮脂の分泌が活発になるため、細菌が増殖しやすくなり、吹き出物や脂漏性湿疹などが生じやすくなります。
tsuyu3.bmp

◆◇肌トラブル対策には?
紫外線をできるだけ浴びないことや、汗をかいたまま放っておかないことが大切です。日焼けや炎症などの肌トラブルが起きてしまった場合は保湿を行うなどします。それぞれの対策について、以下ご紹介します。

【紫外線対策】
日傘をさす、帽子をかぶる、長袖の衣服を着ることにより直射日光をさえぎりましょう。また、日焼け止めも活用しましょう。日焼け止めは汗などによりはがれるため、2〜3時間おきに重ね塗りをします。


◆◇日焼け止めに書いてあるSPF・PAとは?
日焼け止めの効果はSPF(Sun Protection Factor)とPA(Protection grade of UV-A)で表されます。 SPFはUV-Bを、PAはUV-Aを防ぐ指標であり、数値や+の数が多いほどUV-AやUV-Bを防ぐ効果が高まります。
日常生活においてはSPF15以上のもの、外でのレジャーにはSPF30以上のものが推奨されています。
参考;厚生労働省 紫外線環境保健マニュアル
 


【肌乾燥対策】
日焼けや皮膚炎による炎症は、肌の細胞を傷つけ、保水能力を低下させます。保湿剤を利用しましょう。なお、保湿剤は入浴後早めに塗ることがポイントです。また、保湿は小じわの予防にもつながるといわれています。
tsuyu4.1.bmp

【色素沈着対策】
できてしまったメラニン色素は、肌の新陳代謝により排泄されます。新陳代謝を助けるためにマッサージや、色素緩和を目的としたビタミン剤などが活用できます。

【汗対策】
入浴やシャワーなどでこまめに汗を流しましょう。体を洗う際、こすり過ぎると肌が傷つき肌乾燥などの悪影響を生じるため、やさしく洗うよう心がけます。

【湿度対策】
温湿度計を部屋に置き、除湿機などを上手に活用しましょう。室温28℃の場合50%程度の湿度が快適といわれています。

参考;スキンケア最前線(メディカルレビュー社) 心を癒すスキンケアの科学(中央書院)


◆◇冷房と肌乾燥
エアコンを通った空気は一般的に水分量が減少しています。これにより夏のじめじめした空気が快適なものとなりますが、過度な使用により湿度が低下しすぎることがあります。また、風が直接肌に当たることによっても肌乾燥が進んでしまいます。湿度が50%未満にならないよう、近くに水を入れたコップを置いて湿度を調整したり、風が直接あたらないようにしましょう。
 



いかがでしたか?健康について、お近くのクスリ屋さんに相談してみませんか?
湧永製薬は「日専同」を応援しています!