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サクセスフルエイジング「夏・肌のトラブル」これで解決!

夏の太陽は紫外線がいっぱい!! 強い紫外線による日焼けは、特に女性には気になる「肌のトラブル」の原因に。 皮フの仕組みを知り、体の内側から肌のコンディションを整えることで、この夏もいきいきと美しく過ごしたいものです。

夏の疲れは肌の疲れに

 暑いだけでなく湿気も多い日本の夏は、不快指数も世界有数。ジメジメとした暑さでストレスや疲労がたまる、抵抗力が落ちて体がだるくなるなど、夏は何かと身体の不調をうったえる人が多くなる季節です暑さを避ける冷房も効き過ぎると、手足の冷えばかりでなく、肌の乾燥をまねき、腸の働きを鈍らせ便秘がちとなり吹き出物なども出やすくなるなど、肌のトラブルの原因ともなります。

また、陽射しも強く、家事や散歩などの短時間に浴びる生活紫外線でさえ、肌や髪にダメージを与えます。メラニン色素の生成を促す紫外線を浴びるとシミやソバカスが増え、肌には日焼けによる炎症が起き、乾燥しやすくなりますさらに、表皮の奥にある真皮にまで届く紫外線(UV-A)は肌の弾力を保つコラーゲンなどの繊維を破壊して、私たちの肌にさまざまな悪影響を及ぼします。

4週間ごとに生まれ変わる表皮

 私たちの皮フは、表皮、真皮、皮下組織の3層で成り立っています。体のいちばん表面にある表皮は、細菌やウイルスなどの病原菌が体内に侵入するのを防ぐバリアーの役目をしています。同時に表皮は体内の水分が蒸発しないよう、一定の水分を保つはたらきがあります。

 一方、表皮の下にある真皮には、体温を調節する役目があります。真皮には多くの血管が走っており、外界が暑いときは血管を広げて体内の熱を放出し、寒いときは血管を縮めて体温を保持します。皮下組織には脂肪組織が豊富にあり、体の熱をのがさないよう、いわば断熱材のような役割をしています。

 この皮フに付属するものとして皮脂腺と汗腺があります。皮脂腺は皮脂を分泌して皮フ表面をなめらかにし、外から液体が侵入するのを防いでいます。皮脂は潤いを保つためには不可欠ですが、分泌量が多すぎると毛孔を詰まらせ、ニキビなどの原因となります。思春期にニキビができやすいのも、この時期に皮脂分泌が盛んになるためです。 汗腺はいうまでもなく汗を出す器官で、体内の水分を蒸発させることで、体温を下げる役目をしています。

表皮は4週間ごとに生まれ変わる
表皮の拡大図

 さて、強いエネルギーを持つ真夏の紫外線から身を守るのは、表皮の役割です。紫外線が表皮に当たると表皮の基底層という部分にある「メラノサイト」という色素細胞がはたらいて皮フの細胞を黒くさせて、紫外線をブロックします。しかし、こうして紫外線に当たって黒くなった皮フもしばらく経てばもと通りになりますこれは皮フの新陳代謝のはたらきです。皮フの細胞は古い細胞が破壊され、新しい細胞ができあがるという過程(新陳代謝)を繰り返しているのです。新しい細胞は表皮の基底層から生まれ、上へ上へと移動します。そして表皮のいちばん上にある角質層にたどりつくと核がなくなって死に、やがて乾燥して角質層からはがれ落ちます。このはがれた古い角質が、垢やフケなのです。表皮の細胞が生まれてから角質層まで移動するのに2週間、その後はがれ落ちるまで2週間かかります。つまり表皮の細胞の命は、約4週間ということになります。

 しかし、いくら新陳代謝が行われるとはいえ、紫外線によるダメージは完全に消えることが無く年齢と共に体内に蓄積され、体内の酸素を「活性酸素」に変化させ、皮フの核に存在する遺伝子に損傷を与えることもあるので、日頃から極力無駄な日焼けは避けるようにしましょう。

日焼けのメカニズムと肌への影響

 紫外線のB波(UV-B)にはカルシウムの吸収を助けるビタミンDを活性化させるという利点があるため、以前は「日光浴は体によい」と考えられていました。しかし、最近の研究では紫外線を浴びすぎると肌や髪へのダメージばかりでなく、さまざまな病気の原因にもなるということがわかってきました。

紫外線が皮膚に当たると

(1) 表皮の角化細胞が紫外線を吸収し刺激物質を放出

(2) その刺激で毛細血管が拡張し皮フが赤くなる。その後色素細胞でメラニンが生成され皮フが黒くなる。

表皮の拡大図
紫外線による害

(1) 皮フの免疫力が低下し、感染症が起こりやすくなる・・・紫外線を浴びると表皮にある「ランゲルハンス細胞」がはたらかなくなり免疫力が低下する。
(2) 皮フの細胞の遺伝子に傷がつく・・・紫外線は体内に活性酸素を大量に発生させ、遺伝子を傷つける。

夏の紫外線対策はこれ

 紫外線を防ぐには、外出時に日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘で日光をさえぎる工夫をしましょう。

日焼け止めを塗る 紫外線から肌を守りましょう
1.日焼け止め剤を塗る

日焼け止め剤にはSPF(Sun Protection Factor)という日焼け止め効果指数が表示されています。(SPFの数値が高いほど紫外線を防ぐ効果が高い)

SPF

日焼け止めクリームイメージ紫外線を防ぐ力の強さを表す。例えばSPF20の日焼け止めを塗ると皮フに当たる紫外線量が20分の1になる。

2.外出時には帽子や日傘を利用する

外出時にはなるべく長そでの服を着用するなど、肌の露出を少なくするほか、帽子や日傘なども積極的に使い、顔や首筋に当たる紫外線を防ぎましょう。

3.日に焼けてしまったら

日焼けはしないに越したことはありませんが、もし日焼けをしてしまったときには、水で冷やしたり、化粧水などで少しでも炎症を和らげることが大切です。炎症が和らげば、活性酸素の発生も抑えられ、遺伝子の損傷も抑えられます。

内側から肌の健康を管理する

紫外線による影響以外にも、加齢による新陳代謝の衰えや保水能力の低下、睡眠不足やストレスなどによる疲労の蓄積、運動不足や不規則な生活が招く細胞の衰え、栄養不足、血流の滞りなどが原因で肌も疲労し、さまざまなトラブルが生じてきます。

肌の老化を防ぐ栄養素

 最近は真皮の保湿成分でもあるコラーゲンやエラスチンなどの天然保湿成分を配合した化粧品なども人気があり、外からのスキンケアとして小ジワの元である肌の乾燥をある程度補うことができるでしょう。しかし肌のことを考えたら、やはり内側からしっかり栄養素を補い、老化を少しでも遅らせることが大切です。

栄養食品イメージ

 肌の老化を防ぐ栄養素といえば、ビタミン類があげられます。たとえばビタミンAには皮フや粘膜を健康に保つはたらき、B2やナイアシンには肌荒れや口内炎などを回復させるはたらき、Cにはメラニンの生成を抑え、紫外線やストレスから肌を守るはたらきビタミンEには老化物質の形成を阻止するはたらき、パンテノールには肌や髪を美しく保つはたらきがあります。ビタミンEは小麦胚芽、大豆、緑黄色野菜、植物性油脂などにも豊富に含まれています。肌トラブルの解消に欠かせないB2は、卵やチーズ、さばや納豆にも多くふくまれているため、サンドイッチや定食のメニューからも得ることができます。また、ビタミン以外で見逃せないのは肌や髪の土台を作るたんぱく質の存在ですが、たんぱく質の代謝のためにビタミンB2やB6が欠かせないため、これらを併せて摂取する必要があります。

睡眠不足の改善とストレスの解消を

  睡眠不足やストレスで蓄積された疲労は、肌のコンディションにも大きく影響します。質の良い睡眠で肌にも体にも充分な休息を与え、日々のストレスを上手に発散するように心がけましょう。また、毎日の生活に適度な運動を取り入れることで、末梢神経の血流を促し、全身の細胞に酸素と栄養素が充分に行き渡り、皮フの細胞も活性化されます。

知っておきたい!肌質別トラブルの日常ケア・アドバイス

本ページの記事は湧永製薬発行情報誌“大元気 夏号”に好評掲載中です。

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