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尿酸値が高い状態が長年続くこと。これが「痛風」になる条件です。日本人の3人に1人は太りやすく、痩せにくい遺伝子を持っている

 体の中で作られる尿酸。これが適正量を超えると危険信号。この尿酸値の高い状態が長年続くことで、発症するのが痛風です。では、どうしたら尿酸値を上げずにすむか? 上がったらどうするか?膠原病リウマチ痛風センターの山中寿教授にお聞きしました。

太りやすい、痩せにくいが遺伝子でわかるってホント!?
日本人の3人に1人は太りやすく、痩せにくい遺伝子を持っている
安静に寝ているあいだも消費するエネルギーを、基礎代謝といいます。この基礎代謝と、運動や家事、仕事などの活動によって消費する運動エネルギー、食べたものを消化したり吸収したりするときに使われるエネルギーを合わせたのが、1日の消費エネルギー。たとえば40代女性を例にとると、基礎代謝量を1170kcalとして(下の表を参照)、運動エネルギーが350kcal、食事のときに使われるエネルギーを200kcalとすると、1日の消費エネルギーは1720kcal。これを超えるカロリーを摂取すれば太るし、少なければ痩せます。これ、ダイエットの常識ですよね。
ところが、同じように摂取カロリーを制限しても、実際には痩せやすさは人によってちがいます。 1日の消費エネルギーが異なるからです。エネルギーを節約するように変異した倹約遺伝子とよばれる遺伝子の 働きが原因です。吉田先生の調査によれば、日本人の34%、およそ3人に1人がこの倹約遺伝子を持っています。 倹約遺伝子とは反対に、エネルギーを消費するように働く遺伝子を持っている人もいます。 「痩せの大食い」がいるのはそのためです。同じ食事をしても太る人と太らない人がいるのはなぜ? 同じようにダイエットに励んでも、痩せにくい人がいるのはどうして?原因は遺伝子のタイプにあったんです![ 肥満に関わる遺伝子を研究、肥満症の専門医として年間1500人もの減量指導を行い、] 90%以上が成功しているという吉田俊秀先生に聞きました。  
肥満に関わる遺伝子にはどんなものがあるの?
現在わかっている肥満関連遺伝子で主なものは、下の表にあげる10個です。

標準型と異なるβ-3アドレナリン受容体遺伝子に変異がある人は、基礎代謝量が1日あたり200kcal少ないため、この遺伝子に変異がない人より太りやすくなります。反対に、標準型と異なるβ-2アドレナリン受容体遺伝子に変異がある人は、1日あたり300kcal多くエネルギーを消費するため、この遺伝子に変異がない人より太りにくく、ダイエットの成果も上がりやすいというわけ!

つまり、倹約遺伝子はどう働くの?
倹約遺伝子はどのように働いて、エネルギー消費を減らしているでしょう。
ここでは、倹約遺伝子の代表β-3アドレナリン受容体遺伝子の働きを例にみてみましょう。
白色脂肪細胞は、脂肪細胞に脂肪をためる働きをします。褐色脂肪細胞は、余分なエネルギーを消費して熱を発生させる働きをします。体が寒さを感じると、白色脂肪細胞から脂肪が分解され、褐色脂肪細胞で脂肪を燃焼して体を温めます。しかし、β-3アドレナリン受容体の倹約遺伝子を持つ人は、この働きが活発に行われません。 脱共役タンパク質1は熱をつくるタンパク質で、褐色脂肪細胞の中で中心になってエネルギーを燃焼しますが、この遺伝子に変異があると、エネルギー消費はさらに不活発になります。
 
あなたは内臓脂肪型?皮下脂肪型?
ひとくちに肥満といっても、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の2つのタイプに分かれ、前者のほうが上に述べたような合併症を引き起こしやすいことがわかっています。へそまわりを測ったときに以下の数値を超えていたら、内臓脂肪型肥満。ほうっておかず、ダイエットに取り組みましょう!
まずは3か月間のダイエット
10キロ、20キロ、あるいはそれ以上の減量に取り組む場合、時間がかかる分ストレスも多く、辛いもの。長いことガマンが必要と考えただけで、ダイエットに取り組む意欲も薄れてしまいますよね。 吉田先生は、まずは3か月の期間限定ダイエットをすすめています。

たとえば、いま現在合併症の危険にさらされている人は、現在の体重の5%程度を落とすだけでも、 危機的な状況から抜け出せるというのです。3か月がんばって成果が見えれば、もっと減量が必要な人は、 さらに自信をもってその後のダイエットに取り組めますよね。

  • ダイエットの基本は、
  • ○食事
  • ○運動(ウォーキングがおすすめ)
  • ○ストレスコントロール
過食の原因になっているストレスを探ることが大切です。なぜ肥満になるほど食べたのか、なぜそんなに甘いものが欲しくなるのか、原因になっているストレスを見つけ出さないかぎり、減量に成功しても、また過食する可能性が高いからです。 考えるだけでは、ストレスの原因は見えにくいかもしれません。人にグチなどを聞いてもらっているうちに気づくこともあります。吉田先生の肥満外来では、話を聞いて、ストレスの原因を探り、ストレスコントロールをお手伝いすることで成果を上げているといいます。
食前の生キャベツで健康的にダイエット
吉田先生が考案したキャベツダイエットは、3度の食事の前に、ざく切りにした生のキャベツを食べると いうもの。食前にかぎらず、おなかがすいたときはいつでも食べてOK。だから、辛い空腹感とも無縁です。
キャベツに飽きたら、青菜類やレタス、セロリ、トマト、きゅうりなどで代用しても。また、食事は、以下のことに気をつけてとりましょう。
  • ○肉、魚、豆腐、卵、牛乳などで1日70gのタンパク質を摂る
    (タンパク質は、ダイエットに大切です)
  • ○ご飯は1回につき、お茶碗3分の2杯(200kcal相当)に
    (同じカロリーなら、パンや麺類に変えてもOK)
  • ○おやつにはフルーツを。握りこぶし大を1日に2個まで
  • ○砂糖や油ものはできるだけ控える
Wak-Navi肥満関連遺伝子検査キットの使い方
自分が倹約遺伝子を持っているかどうかを、薬局などで購入する検査キットで手軽に調べることができます。Wak-Navi肥満関連遺伝子検査キットを使った検査では、β-3アドレナリン受容体、脱共役タンパク質1、β-2アドレナリン受容体の3つの代表的な遺伝子を調べます。 こうした検査は、いますぐ減量が必要な人に役立つだけではありません。いま太っていない人も、倹約遺伝子を持っていることがわかれば、いっそう生活習慣に気を配り、いまの健康的な体型をキープすることができますよね。 20代、30代のうちに検査しておけば、倹約遺伝子を持っている場合、早くから気をつけて、太りやすくなる中年期に備えることができるのも、検査のメリットです。 詳しくは、Wak-Navi肥満関連遺伝子検査キットの取り扱い説明書、または湧永製薬のホームページをご覧ください。 http://www.wakunaga.co.jp/
山中 寿先生 監修 吉田 俊秀先生
日本における肥満症治療の権威として、1日に100人近く、これまでに7000人以上の肥満症患者の治療にあたっている。京都市立病院糖尿病・代謝内科部長。京都府立医科大学臨床教授、京都市立看護短期大学教授も併任。著書に『日本人が一番やせるダイエット』などがある

本ページの記事は湧永製薬発行情報誌“大元気 秋号”に好評掲載中です。

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