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虫歯や歯周病になりやすいのはどんな人?

虫歯は子どもや若者に多いと思いがちですが、中年以降も罹らないわけではありません。歯周病に若いうちから罹る人もいます。
虫歯や歯周病になりやすい生活を送っていると、そうでない人に比べて、かなり高い確率で罹るもの。大切なことは虫歯も歯周病も、生活を見直すことと、お口の中に関心を示すことです。そして、気軽に歯科医を訪れる習慣を持ちましょう。

下記は、虫歯や歯周病にかかりやすい状態です。あなたは、いくつ当てはまりますか? 改善できるものは改善して、いつまでも健康な歯を保ちましょう。

 “歯科ドック”とは、お口の中の人間ドックのようなもの。レントゲンでかみ合わせを見たり、唾液検査で虫歯菌・歯周病菌を調べたり、口臭検査をしたり、お口の中の総チェックができます。ただし、健康保険はきかず、自由診療になります。  問い合わせや実施施設は、日本歯科人間ドック学会のホームページhttp://www.jddock.net/をご覧ください。

虫歯

どうしてなるの?
虫歯菌(ミュータンス菌やラクトバチラス菌など)が、食べ物の中の糖分をエサにしながら、歯の表面に張り付き、歯を表面から溶かしていくのが虫歯です。 加齢とともに歯ぐきが下がると、歯と歯ぐきの間にプラークがくっつきあって、虫歯菌を増やし、根面から虫歯になることもあります。

知覚過敏

どうしてなるの?
歯磨きのしすぎ、歯周病の治療や歯石取りなどで、歯の表面のエナメル質が溶けたり、削れたりすると、エナメル質の中の象牙質が現れます。象牙質には、象牙細管という細い管があり、それを通じて冷たさなどが歯髄を刺激します。


歯磨きをするとき、歯ブラシで横磨きしないこと、力を入れすぎないこと、硬い歯ブラシを使わないことです。かみ合わせや歯ぎしりが原因になることもあります。正しい歯磨きに力はほとんど要りません。それより1本ずつ丁寧に磨くようにしましょう。

歯周病

どうしてなるの?
「私は歯周病じゃない」と思っていても、その予備軍かも。加齢とともに誰でも罹りやすい歯周病。油断なきように。

歯周病
歯周病 あなたの状態は?

0〜1点─ひとまず安心。毎日きちんと歯磨きをして、油断しないで。
2〜10点─歯周病予備軍ですね。磨き残しがないように、鏡でチェックしながら丁寧にブラッシングを。
11〜20点─歯科医に行ってチェックすることをお勧めします。
21点〜─かなり症状が進んでいます。すぐに歯科医で治療を。

歯周病

どうしてなるの?
私たちの口の中には、健康な人の場合でも約300種類、数にして2億個という微生物が棲みついています。ちゃんと歯磨きをしないでいると、プラーク(歯垢)中で歯周病菌が増え、歯肉に炎症を起こします。これが歯周病のはじまり。
歯肉の炎症部分は腫れて溝が深くなって、歯周ポケットができます。この歯周ポケットの中で歯周病菌はさらに繁殖し、歯を支える土台まで破壊するので、ついには歯が抜けてしまいます。

歯周病がほかの病気を引き起こすことも
常時、口の中には2億個以上の微生物がいるといわれます。その微生物は、環境が良ければ善玉菌になりますが、環境が悪くなった途端に悪玉菌である歯周病菌に変身。
その悪玉微生物は、のどから気管支、肺に入り込んだり、歯ぐきの血管から潜り込んで、血液とともに全身に運ばれたりします。こうして全身に運ばれた悪玉微生物が悪さをし、最悪の場合は、死に至ることもあるのです。

歯周病がほかの病気を引き起こすことも

早期発見・早期治療が重要
 歯周病の治療は、「はい、治療が終わったので、もう歯医者に来なくていいですよ」とか、「もう何もしなくていいですよ」といったものではありません。一度治ったとしても、それからもメンテナンスが必要です。
 検査から、どのように治療をしていくか、もしも歯を抜いた後はどうするかなど、患者さんと歯科医師・歯科衛生士で相談し、協力していく必要があります。

早期発見・早期治療が重要

歯周病は、体の抵抗力が強くなると症状が安定しますが、ストレスなど、体の抵抗力が弱まると、また再発します。必ず、定期健診を受けましょう。

正しい歯磨きが最善の予防
歯周病の原因はプラークが、歯の表面に頑丈な巣を作るからと先に述べました。プラークは、バイオフィルムとも呼ばれ、歯周病の予防や治療のためには、このバイオフィルムを取り除くことが必要です。
しかし、バイオフィルムは、菌をやっつける薬(抗菌剤や界面活性剤など)に対して抵抗性を持つため、中に棲みついている微生物を完全に死滅させることはできません。
ですから、歯ブラシでかき出すことが、最善の予防法なのです。

プラークは歯と歯ぐきの間にたまりやすいので、しっかりかき出すため、毛先の細い歯ブラシを歯に斜めにあてて使いましょう。
歯の外側は磨きやすいため、力を入れすぎず、歯ブラシの毛先を歯に直角にあてて、軽い力で小きざみに磨きましょう。
歯の裏側は磨きにくいので、子ども用や部分磨き専用ブラシなども使いながら、1本1本確認しながら、丁寧に磨きましょう。
歯と歯の間は、歯ブラシの後で、デンタルフロスを使います。歯の間にフロスをはさみ、1ヶ所ずつ丁寧にかき出してください。
歯と歯の間にある広めのすき間には、歯ブラシやフロスよりも歯間ブラシがおススメ。表側からと裏側からの両方から差し入れて使います。

歯が抜けてしまったら
歯周病を放っておくと、土台から崩れて抜けてしまいます。あるいは、治療をしても、どうしても助けられない歯は抜かなければなりません。その後は、歯科医と相談して入れ歯やインプラントをいれることになります。 

歯が1〜3本ぐらい抜けた場合、両端の歯を削って土台にし、橋渡しをするように人工の歯を入れる方法です。
歯が1本も残っていない場合、歯ぐきの色で床に、人工歯を健康なときと同じ数だけ並べたものを作ります。
抜けた歯の代わりに、自分の親知らずを移植する治療法で、奥歯にだけこの方法が使えます。
歯の治療で、歯を削った後に被せる人工歯のこと。一般的には、差し歯や被せ物と呼びます。
抜けた歯の両脇の歯に、バネを引っ掛けたり、金属冠をかぶせたりして入れ歯を固定する方法です。
抜けてしまった歯の下の骨に、ネジを打ち込み、そのネジを土台にして人工歯を装着する方法です。
鴨井 久一 先生 監修 鴨井 久一 先生

医学博士・歯学博士。日本歯科大学名誉教授、日本歯周病学界監事、日本口腔機能水学会理事。日本歯周医学会賞を受賞されるなど、歯学界におけるカリスマ的存在。

本ページの記事は湧永製薬発行情報誌“大元気 春号”に好評掲載中です。

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