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2010年12月27日

A-CUBE社とがん治療用モノクローナル抗体に関する契約を締結

 
 湧永製薬株式会社(本社:大阪市、社長:湧永寛仁)は、このたびA-CUBE社(本社:米国カリフォルニア州ベルモント、代表:大田信行)と物質移転合意書(MaterialTransfer Agreement, MTA)を締結いたしました。
 同時に、がん遺伝子産物C-MET に対するモノクローナル抗体の評価研究を独占的に開始するオプション契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 A-CUBE社は、抗原部位を予測する独自のコンピューターアルゴリズムを用いて、ブロックバスター治療薬となり得る抗体医薬の開発を目指しています。
 本契約締結により、当社は2種類の抗体に関し、種々のがんに対する効果の評価を独占的に行うこと、また良好な結果を得た場合、がん治療薬として開発する優先権を取得いたします。

 A-CUBE社の創始者で社長の大田氏は、「高いレベルの研究能力を有する湧永製薬は最高のパートナーであり、共同研究を開始することは大きな喜びです。我々はC-MET 分子はがん治療の有力な標的分子と確信しております」と述べています。

 当社 常務取締役(研究開発部門担当)湧永寛信は、「当社はEpidermal Growth Factor (EGF, 上皮成長因子)およびその抗体を用いて、動物モデルでのがん治療効果の研究を行ってきました。今回のA-CUBE社との共同研究は新分野に挑戦する絶好の機会となり、医療現場に寄与し、世界の人びとの健康へ貢献するため開発を進めてまいります」と述べています。

 当社は現在ヘルスケア事業に加えて、分子診断薬および医療用医薬品の研究開発部門の拡充を推進しています。とりわけ分子診断薬では、日本骨髄バンクにHLAタイピング試薬を供給するなど、バイオ技術の医療分野への応用に取り組んでおります。
 また、医療用医薬品分野では、当社が創製しライセンスアウトした医薬品候補物質の臨床試験が海外で進められております。

A−CUBE社の概要(ご参考)
【社名】A-CUBE社(A-CUBE Inc.)

【所在地】米国カリフォルニア州ベルモント
      530 Harbor Boulevard Belmont, CA 94022,U.S.A

【代表者】社長 大田 信行

【沿革・事業内容】
抗原部位を予測する独自のコンピューターアルゴリズムを用いて、有効性、有用性の高い抗体の獲得、医薬品化を目指し、ベンチャーキャピタルJAIC とyet2.com.の投資を受け設立されたバイオベンチャー。眼科領域の治療薬としてのモノクローナル抗体や、種々のDNAワクチンの研究などを行っています。

湧永製薬バイオ事業の歴史
1981年に日本で最初の遺伝子組換技術により、大腸菌で消化管ホルモン「セクレチン」の生産に成功。その後、分子診断技術の開発を行い、標識オリゴヌクレオチドの技術をPerkin Elmer社をはじめとする他社にライセンスいたしました。
現在は遺伝子検出、モノクローナル抗体技術により、遺伝子、抗体を用いた試薬・診断薬の開発、販売を行っています。

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