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Medicine 正しく使うためのお薬メモ

「飲み込まない薬」の種類と 飲み方を説明します

カプセルの薬が飲みづらい場合、
どうすればいいですか?

 口の中が乾いていると、カプセルが上アゴなどに貼り付いてしまうことがあります。そのため、まず水を少し飲んで口や喉を潤しておくことをおすすめします。
 また、薬を飲む際に上を向いて(アゴを上げて)飲み込もうとする人は多いですが、カプセルは基本的に水に浮くため、下を向く(アゴを引く)方が飲み込みやすくなります。そもそも、アゴを上げると水を誤嚥しやすくなるため、薬を飲む際にはおすすめしません。
 どうしても飲みづらい場合は、同じ薬の錠剤や粉に変更できることもあるので、医師・薬剤師に相談してください。

飲み込まない薬には、どんなものがありますか?

 舌下錠
舌の下に置いて口の粘膜から吸収させ、すぐに効果を発揮させるものです。狭心症の発作に用いる「ニトログリセリン」が有名ですが、この薬は飲み込むと分解されて効果がほぼゼロになってしまいます。そのため、間違って飲み込んでしまった場合はすぐに次の薬を使う必要があります。

 バッカル錠
頬と歯茎の間に挟んで、唾液で錠剤を少しずつ溶かし、口の粘膜から薬を吸収させるものです。舌下錠と同じように、飲み込むと効果がなくなってしまうので、ゆっくりと吸収させる必要がある場合(痛み止め)などに使われます。

 トローチ剤
口の中で少しずつ溶かして、口の中や喉の粘膜に直接作用させるものです。口や喉の炎症をしずめる薬や、口や喉の粘膜に感染した菌を退治する薬などに使われます。真ん中に穴があいているのは、間違って飲み込んだ際に窒息しないように、という配慮です。

 チュアブル錠
甘みと香りが付けられていて、かみ砕きながら飲めるようにしたものです。錠剤のサイズがどうしても大きくなってしまう薬や、嚥下が苦手な子どもや高齢者の薬によく使われます。

正しく使うためのお薬メモ

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今回お答えいただくのは

児島 悠史 先生

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CLレベル6 / Fizz-DI代表

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