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トーク・マイ・セルフプリベンション「多くの人に伝えたい “自分の身体を大切に”」
女優 仁科亜季子

大病を乗り越え、多くの女性たちにメッセージを届けている女優の仁科亜季子さん。60歳を超えた今も美しさと輝きを保つ仁科さんに元気の源を伺いました。

自分の経験を通して伝えたい 自分の身体を大切に

写真1 歌舞伎役者の十代目岩井半四郎と、元女優の月城彰子の次女として生まれ、19歳で芸能界デビュー。その後25歳で結婚し芸能界を離れ、46歳の時に復帰。現在は女優業だけでなく、自身の経験に基づいた講演会も行っています。大病を経験したとは思えない、明るい笑顔の仁科さんですが、ここまでの道のりはラクなものではなかったそうです。
 「38歳の時に子宮頸がんを発症して、それから25年間がんと向き合い続けてきました。がんに完治という言葉はないので、今はこうやって生きていることに感謝しながら、自分にできることをしていきたいと思っています」
 子宮頸がんは知識があれば、ある程度予防もできるということもあり、自分の経験を話すことで一人でも多くの女性が検診に行ってみようという気持ちをもってくれたらと言います。
 「講演会ではいつも自分の身体を愛してほしい、大切にして欲しい≠ニ話します。それは自分の身体は自分だけのものではないからです。親やパートナー、子どもなど、病気は周囲の人たちにも精神的にも肉体的にもダメージを与えますから。自分の大切な人を悲しませないためにも、自分の身体をいたわって欲しいんです」
 2016年秋からはブログにて、自身のがんの体験記を公開している。
 「病気になるとマイナスな気持ちが大きくなります。私自身、今でも後遺症があるし、体調が悪いと、もしかして…と不安になります。でも負けていられない。私の経験が同じ悩みを持つ人たちに勇気を与えることができたらいいと思っています」

外に出るのが楽しくなる そんな洋服を作りたい

写真3 60歳とは思えない輝きを放つ仁科さんですが、美を保つ秘訣について尋ねると、
 「芸能界に復帰した46歳の頃から、週に一度3時間くらい、ボイストレーニングとストレッチを続けています。他にも骨盤調整をしたり、ネイルやヘアケアに行ったり。年齢を重ねるとやることが多いんですよね(笑)」
 年だから…と諦めることはしたくない。何事も継続することで結果が見えてくると思うのでと、努力家の一面を覗かせます。
 「人生って二者択一の連続だと思います。どちらかを選ばないといけないシーンってとても多いですよね。私も悩んだ時、友人や家族に相談はしますが、結局は自分で選択する。だから自分で選んだことには責任を持つことが大切だと思います」
 自分で納得しないと前に進めないタイプ。だから決断するまではよく調べ、考え、悩む。でも、決めたら自分の信念を貫き続ける。それが私の生き方なんですよとにっこり。いつも毅然としている仁科さんとは違った表情。そのチャーミングな笑顔がとても印象的です。
 「私は意外とおっちょこちょいなんです(笑)。でもそうは見えないみたいで。役でもしっかりとした女性を演じることが多かったので、イメージもあるのかもしれません。今後は今まで演じたことのない役に挑戦して、いつもとは違う仁科亜季子をお見せしたいなと思っています」
 近年は以前からやりたかった洋服のデザインも手がけ、自分が着ていて心地いい服、流行にとらわれない、長く着られる洋服づくりに力を入れています。洋服のイメージを手描きでデザイナーに伝え、自ら生地を選び、コーディネートを考える。自分の思いが形になり、女性たちが喜んで着てくれるのが一番うれしいと続けます。
 「いくつになっても女性にはオシャレな気持ちを持っていて欲しいです。私のブランドは大好きなネイビーブルーがテーマカラー。40代から60代の女性たちをターゲットに、品格・知性・可愛らしさを打ち出しています」
 ブランド名は「Nishina by Akiko」。仁科さんの想いが詰まった洋服ばかりです。

元気・陽気・強気・やる気・勇気 五つの気を大切に。

 そんな仁科さんが大切にしていること、それは元気・陽気・強気・やる気・勇気≠フ 五つの気。
 「生きていく上で元気でいることは基本です。そして遊び心を忘れずに陽気で笑顔でいること。嫌なこと、辛いことにも負けないぞという強い気持ちをもつこと。そして好奇心を忘れずに、何事にもやる気をもって挑戦すること。最後はどんな時も勇気を忘れない。この気≠もっていれば、どんなことにでも勝てると思っています」
 笑うと免疫細胞が増えるというし、周囲を明るくするので、ともかく笑顔で陽気に毎日を過ごしたい。そして病気を経験したことで、時間の大切さを改めて実感したそうです。
 「時間は遡れないんですよね。あの時こうしておけばよかったと後悔しても、戻れない。後悔している時間も前へと進む貴重な時間です。だから私は反省はしても、後悔はしないと決めています。自分の決断を信じて、前進あるのみです(笑)」
 今は1歳になる孫と14歳の愛猫との時間が癒しのとき。片時も目を離せない孫についていくので必死ですと、優しい笑顔。
 「今一緒にいる猫はとても犬っぽい猫なんです。帰ると出迎えてくれたり、おやつやエサを前にお座りをしたり。気まぐれな面もありますが、動物とともに過ごすことで命を預かっている責任感も生まれます。疲れているときに、そっとひざの上に乗ってくれると、温もりが感じられて穏やかな気持ちになります」
 孫の成長を見続けたいし、まだまだやりたいことがたくさんあるから長生きしないとね、とその視線は常に未来へ向いています。
 「私の目標は健康で長生きすること。そのためにも今まで以上に体の様子に耳を傾けたいと思っています。実は私が子どものころ、両親が滋養強壮剤を飲んでいたんです。小さいころから生活の中で身近にあったもので親しみがあります。これからは私も飲んでみようと思っています」
 これからもさまざまな活動を通じて、女性たちに勇気と元気を届けてください。

1953年生まれ。東京都出身。1972年にNHKのテレビドラマでヒロインとして芸能界デビュー。その後、結婚して子育てのため芸能活動を休止し、99年に芸能界復帰。映画やドラマ、舞台などに出演するほか、子宮頸がんの啓蒙活動も行っている。

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