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トーク・マイ・セルフプリベンション
ハンドボール男子日本代表 ダグル・シグルドソン監督

一人一人がもつ武器を最大限生かす

ハンドボール男子日本代表監督、ダグル・シグルドソン監督。現役時代はアイスランド代表として215試合に出場。アテネ五輪にも出場した経験をもち、引退後はオーストリアやドイツのクラブで監督を務め、2015年には国際ハンドボール連盟(IHF)の世界最優秀監督に選出。2年後、 17 年に男子日本代表の監督に就任し、大きな話題となりました。当時の心境を伺いました。
「僕は現役時代、2000年から2003年まで湧永製薬に所属して、日本リーグでプレーしていたことがあります。そのとき、コーチやメンバー、日本の人たちにとても温かく迎えてもらい、気持ちよくプレーができていました。それから日本という国や人々が大好きになり、日本を離れてからもよく日本を思い返していました。そんなとき、監督の話をいただき、日本のハンドボール発展に貢献したい、何かしたいと思い、 引き受けたんです」
 日本男子は1988年のソウルを最後にオリンピックの出場権を逃し続けていますが、 20 年のオリンピックでは、開催国枠で8大会ぶりの出場が確定しています。3年前と今、選手たちはどう変化していますか。
「僕が監督に就任したころ、外国人ということもあり、お互いを知るところからスタートしました。僕のフィロソフィー(哲学)と日本人選手がもつフィロソフィーを理解し、日本代表チームとして新しい戦術や試合方法を生み出し、一人一人がもつ武器を最大限生かすよう考えました。そして、それは一人ではできません。チームを支える日本人コーチにも同じ指導ができるよう、 意識改革にも力を入れてきました」
 3年前に比べると、選手全員の意識が変化。目標が明確になり、チームとしての結束力もうまれ、確実に強くなっていると思いますとダグル監督。
「日本はハンドボールの本拠地といわれるヨーロッパからは、距離的にも離れています。そのため、ハンドボールへの情熱を保ち続けるために、大変な努力が必要です。このまま彼らがモチベーションを保ち、着実に進んでいくことができれば、いい結果を残せる。そう信じています」
 強くなるための近道はない。これを続けていくことが大切と力強く語ります。

スピード感のある動きとゴールの瞬間を見逃すな

いよいよ間近に迫ったオリンピックですが、ハンドボールの見どころを教えてください。
「まず日本人には、自国でオリンピックが開催されることを誇りに思ってほしい。世界を代表する選手が集まり、さまざまな試合を繰り広げる。この熱気は開催国でしか味わえないと思います。どんなスポーツでも、生で観るのが一番です(笑)。ハンドボールも間近で見たら、人それぞれに魅力を感じることができると思います」
 ハンドボールは初めて観る人でも楽しめるといいます。
「選手たちのスピード感のある動き、ゴールの瞬間、ディフェンスもかなりハードな部分があります。日本人チームには、かなりのスピードのある選手もいるので、そのスピード感に注目してください。ルールはその次でもいい。選手の動き、チームプレー、相手チームとの駆け引き、どれをとっても夢中になれるものばかりです」
 日本人サポーターにも日々感謝しているというダグル監督。
「性格もあると思いますが、日本人のファンは常に温かい目でサポートしてくれます。選手にとっても、応援してくれている人たちがいるというのは、大きな支えになります。選手たちも気持ちに応えたいと、一生懸命練習に打ち込む。互いにとっていい結果になるよう、僕も日々選手たちと共に戦っているつもりです」

アイスランドの薬局で見つけたキヨーレオピン※

ダグル監督が日本でプレーしていたのが湧永製薬のチーム。そのときに出会ったキヨーレオピンは、今でも体調管理のために飲むことがあるそうです。
「日本にいたころからの付き合いだから、もうすぐ 20 年ですね。長い付き合いになりました(笑)。実はアイスランドの薬局でも、キヨーレオピンが売られていたんです。僕自身びっくりして、帰ってからはそこで購入していました」
 アイスランドにも売っているとは驚きです。
「日本だけでなく、僕の故郷にも売っているということは、それだけ多くの人に飲まれているということですよね。少なくともアイスランドでは飲んでいる人がいる。それにも親しみを感じました」
 ダグル監督がキヨーレオピンを好きな理由を語ってくれました。
「選手時代に湧永製薬の工場見学にも行ったことがあります。身体に入れるものなので、原料や製造方法なども気になりますが、そこがクリアになっている点が、長く飲み続けている理由だと思います」
 世界を移動する機会も多いため、体調には万全の注意を払っていますと監督。
「でも、何年たっても時差ボケだけは辛いですね。これだけは、どうしようもないので、もうあきらめています。着いたらすぐに動けるよう、自分なりに対策しているつもりですが、難しいですね。いい方法があったら教えてほしいです(笑)」

(※海外では商品名KYOLICで販売されています)

ハッピーな日々がずっと続くことを願って

日本のすべてが好きという監督に、日本の特に好きなところを伺いました。 「日本は食べ物がとてもおいしいです。僕も試合や遠征で世界を回っていますが、このクオリティは素晴らしいと思います。時間がないからと思い、さっと近くの店に入ってもおいしい。これはすごいことです」
 ほかにも、まだまだ続きます。 「あとはどこに行ってもきれいです。最初に来日したころ、家族と広島を訪れましたが、街の美しさや人のやさしさに触れて、妻もすっかり日本のファンになりました」
 今は3人の子どもがいるお父さんでもあります。
「家族が元気で健康なのが、僕の元気の源です。僕のことも応援してくれるので、それが次へのチカラへとなっています」
 監督として、人として。今後の夢はありますか。
「今はまず日本のチームを勝利に導きたいという想いだけです。選手も家族も僕自身も健康で、毎日ハッピーに生活している。夢というより、この日々がずっと続くことを願っています」
 最後に監督の好きな言葉は、「BERJAST!」。その意味は日本語で、がんばろうという意味。
「チームの合言葉でもあります。うまくいかないときも、ヴァリヤスト。試合の前もヴァリヤスト。自分に気合を入れるときも言います」
 日本代表の試合のとき、ヴァリヤスト!という選手たちの声が聞こえてくるかもしれません。これからも日本チームを導く監督として、活躍を期待しています。

1973年生まれ。アイスランドのレイキャヴィーグ出身の元ハンドボール選手、指導者。元アイスランド代表のキャプテン。現在はハンドボール男子日本代表の監督を務めている。

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