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トーク・マイ・セルフプリベンション
シンガー 杏里

デビュー40周年を迎え新たなステージへ

 2018年、デビュー40周年を迎えた杏里さん。17歳でデビューしたときのファーストアルバムのレコーディングは、ロサンゼルス。当時はとても貴重な経験をさせてもらったと振り返ります。
「その後も曲作りやレコーディング、ミュージックビデオの撮影など、海外で仕事をする機会がとても多かったんです。日本にまだ入ってきていないさまざまなカルチャーに触れ、それを吸収し、自分の音楽やパフォーマンスに取り入れ、形にできたことは、 とてもラッキーだったと思います」
 最初のレコーディングで、杏里さんの代表曲の一つとなる『オリビアを聴きながら』が生まれます。
「この曲は私を育ててくれた曲。40年の月日は、迷ったり行き詰ったりの連続です(笑)。そんなときも、この歌を歌うと自分自身を取り戻すことができました」
 そして2019年、40周年記念プロジェクトの一つとして、エリック・クラプトンやポール・マッカートニーらと音楽をやってきた名ドラマー、スティーヴ・ガッドとのコラボレーションが実現します。
「これはもともとインストゥルメントの名曲に、私が日本語の歌詞を作詞し、スティーヴ・ガッド・バンドとロサンゼルスでレコーディング。
『Dukes Anthem?星空のどこかで?』『忘れられない贈りもの』『CrescentMoon』
の計3曲をリリースしました。40周年を迎え、素晴らしい経験をまた一つ重ねることができました」
 この経験がまた次の活動の源へとつながっていきます。

物づくりへの熱い想いは変わらない

 デビュー当時は、昭和、平成、令和と3つの時代を経験することになるとは思っていなかったそうです。
「こんなに長く音楽というクリエイティブな仕事を続けられるとは想像もしていませんでした。これはずっと支えてきてくれたスタッフやチームのおかげです。尊敬しているし、感謝の気持ちでいっぱいです」
 特にずっと一緒に仕事をしてきたアレンジャーの小倉泰治さん、作詞家の吉元由美さん、ディレクターの常富喜雄さんとは多くの時間を一緒に過ごし、たくさんの曲を生み出してきました。
 「大きなプロジェクトを完了するたび、音楽だけではなく、人として本当にたくさんの学びがあり、今があります。でも達成したときには、もう次のことを考えているんです(笑)。自分の中でもっと上を目指したいと、 ハードルを上げていったところも大きいですね。この向上心、チャレンジ精神がどこから湧き上がるのか、不思議でした」
 常に挑戦を続けるなかで、時代はアナログからデジタルへと変化。音楽の作り方も様変わりし、正直、 “ついていけない”と思ったことも。
「何とか続けていくうちに、便利な機械や技術、新しいテクノロジーは取り入れたほうがいいんじゃないか!と。うまく付き合っていくことを覚えたんです」

世界から注目を浴びる杏里サウンド

 曲作りからアレンジ、レコーディング、プロモーションとやることが山のようにあり、一年がかりでリリースというアナログ時代。今はデジタルの進化の恩恵を受け、作業工程はかなりシンプルになったといいます。
「それでも、アナログ時代の素晴らしい経験は絶対に無駄にしてはいけないと思っています。そう考えると両方の時代を経験できているのは、幸運なことです。どんなに時代が進化しても物づくりへの熱い想いは変わらない。
楽曲の配信やデジタル技術を活用しながら、生のライブやコンサートはやり続けたいと思います。私の音楽自体は変わることはありません」
 アナログとデジタル、双方の良いところをうまく調和させながら音楽と向き合う杏里さん。そして今、インターネットの普及により、杏里さんが1983年に発表した「Timely !! 」が世界中で注目を集めています。
「私自身、デビューしてからしばらくの間、マーケットの中心は日本でした。でも、今は全世界が身近なマーケットとして存在しています。これはデジタルの恩恵でもありますよね」
 時代の変化を楽しみながら受け入れる杏里さん。2020年は杏里さんにとってどのような年でしたか。
「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自宅で過ごす機会も多かったので、曲作りをしたり、今後のヴィジョンについてスタッフと連絡を取り合っていました。今までも長期間引きこもって制作してきたので、 そういう意味ではあまり大きな違いはありませんでした」
 杏里さんのストレス解消法は、いい映画を観ること。
「映画、読書、旅行でリフレッシュをしますが、気がついたらクリエイティブなことを考えています。夢の中でいいメロディが浮かぶことも多いので、起きたらすぐにキーボードに向かって録音することもあります(笑)」
 夢の中からも曲を生み出してきた杏里さん。これからもいろいろな形でライブを続けていき、新しいことにも挑戦したいです。と、まだまだ夢は広がります。

1961年神奈川県出身。78年、「オリビアを聴きながら」でデビュー。83年、「CAT’S EYE」で紅白歌合戦に初出場。現在は海外アーティストとのコラボ楽曲を発表するなど、国内外を問わず幅広く活躍している。

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