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トーク・マイ・セルフプリベンション
歌手 野口 五郎

一人一人のファンとつながる “テイクアウトライブ”

歌手 野口 五郎 デビューから47周年、当時と変わらぬ歌声を響かせる歌手・野口五郎さん。1971年に15歳でデビューしてから、音楽シーンで活躍を続ける野口さんですが、デビュー当時と今、歌への想いに変化はあるのでしょうか。
「歌が好きという基本的な気持ちは変わりません。歌うという行為はその時の気持ちや状況、いろいろなことで変わってくると思うので、一曲一曲で想いは違うと思います」
 13歳で上京したが、すぐに変声期を迎え、2年ほど歌えない時期が続いた。
「歌手になるために東京に来たのに、歌えないんですよ(笑)。好きなことができないって辛いですよね。そんな時期を乗り越えてのデビューだったので、精神的には強くなれたし、人生に無駄な時間はないんだと思うようになりました」
 それから数年間は寝る暇もないほど、忙しい日々が続く。
「当時のことはあまり覚えていないです。それくらい忙しかった。でも、歌が好き、音楽が好きだからやってこられたのだと思います」
 ここまで歌い続けられるのは、両親のDNAを受け継いだからだと気づいたのは昨年6月。
「両親ともに本当に歌が好きで、いつでもどこでも歌っていました。母は今施設にいるのですが、そこでもずっと歌っているんです。カラオケに参加したり、いくつになっても歌が好き。そんな姿を間近で見てきて、この母の想いや気持ちが僕の中に流れていると痛感しました」
 戦後の混乱期に歌い続けていた両親。その想いを受け継ぎ、より多くの人と歌を通してつながっていきたい。野口さんはその想いから“テイクアウトライブ”を発案します。

60歳を超えた今 どう終えるかを考えたい

歌手 野口 五郎 “テイクアウトライブ”とはどういうものなのでしょうか。
「システムとしてはライブなどで発行されたQRコードを読み取ると、スマートフォンなどで映像を視聴できるサービスです。これがあればライブの映像をすぐに配信することもできるし、過去の映像を編集して配信することも可能です。自分がファンの方に見せたい、伝えたいと思うものを提供できます」
 ファンとのつながりを大切にしたいとの想いが発想の原点だったそうです。
「僕も含め、アーティスト全員がそうだと思いますが、大きなコンサート会場でも僕たちは一人一人のために歌っている。ただ、そういう想いを個別に伝えることはなかなか難しいです。そこで、どうにか個別につながる方法はないか…と考えたんです」
 QRコードさえあれば、いつでも配信することができるし、ファンの方はどこでも見ることができる。テイクアウトライブは人とのつながりを感じることができるツールのひとつ。つながるという行為は、安心感を与えてくれるといいます。
「僕は人と人の出会いをとても大切にしています。一生のなかで出会う人の数はそこまで多くないと思うから。出会うには何かしら理由があるはず。人生ってそんなことの連続なのだと思います」
 60歳を超えた今でも進化し続ける野口さんの元気の源はどこにあるのでしょうか。
「還暦を迎えてから、考え方に変化がでてました。“どう生きるか”から“どう終えるか”にシフトしてきました。もちろん、ポジティブな意味ですよ(笑)」
 まだまだやりたいことがたくさんあるからと笑顔で話を続けます。
「志半ばっていう言葉、好きです。人生をすべて納得して終える人はいないですよね。これから何か新しいことをやりたいと考えて、それができなかったとしても、挑戦しないよりは何倍も素晴らしいと思う」
 前向きに進む姿は多くの人を元気にしてくれます。

“やってみよう” 肯定からすべてが始まる

歌手 野口 五郎 普段から体調を崩すことはめったにないそうですが、体調管理で気をつけていることは。
「特別なことは何もしていないんですが、デビューから今まで欠かさず続けていることは、いつでもどこでも、のどの調子を確認することです」
 休みの日も、移動中でも。どこでも声を出して自分の状態を確認。それが体調管理にもつながっています。
「神経質になりすぎるのはいけないと思いますが、体が資本なので体調には気をつけています。疲れたときは適度に休息をとり、あまり食べ過ぎない。本当にシンプルです」
 25歳の時、病気をきっかけに滋養強壮剤を飲むようになったそうです。
「僕はレオピンファイブを1日2カプセル飲んでいます。体調に大きな変化がないのは、自分にあっているからでしょうね。決めたことは最後までつらぬく性格なので(笑)、今後もうまく付き合っていけるといいなと思います」
 何事にも全力投球。常にその時もっているものを出し切るよう、努力を続けているそうです。
「今はデジタルでなんでもできる時代。昔なら不可能と思っていたことも、できることがたくさんあります。だから、やりたいことがあったら遠慮せず、意見をいいます。わからなかったら人に聞いて、できる方法を教えてもらいます」
 物事を否定することはほとんどなく、まずは肯定し受け入れる。
「これが元気の秘訣。ダメ、無理という言葉はマイナスのイメージを与えますが、やってみよう、挑戦しようというのはプラスの印象を与えます。誰だって肯定されたらうれしい。だから僕は肯定するんです。人生、何倍も楽しくなりますよ」

今が一番いい その一瞬を大切にしたい

2月に発売されたアルバムも野口さんのアイデアは盛り込まれています。
「ファンの方にもう一度聞きたい曲をリクエストしてもらい、その曲を今の僕が歌っています。デビュー当時からキーを変えていないので、どんな曲でも歌えます」
 さらにドラムもベースもすべて自分で演奏しているというから驚きです。
「デビューから今まで、いろんなことをしてきたけど、やっぱり僕は歌手・野口五郎なんです。歌手であるからこそ、歌うことにこだわりたい。自分がいちばん歌いやすい環境をつくるためには、自分が演奏するのが一番ですから」
 真摯に、そして実直に。その姿勢に多くのファンが感動を覚えます。これからやりたいことは。
「テイクアウトライブをもっと活用していきたいです例えば40年前の歌声と今の歌声をかぶせて配信するとか。デジタル時代だからこそできることをやって、多くの人とつながっていきたいと思います」
アーティストとして、人として。

歌手 野口 五郎

GOROes by my self

1956年岐阜県美濃市出身。15歳でレコードデビュー、2枚目のシングル「青いリンゴ」が大ヒット、16歳でNHK紅白歌合戦に当時最年少で出演する。
その後も数々のヒット曲を連発。デビュー47周年を迎え、2018年2月14日avex ioよりニューアルバムをリリース。

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