基本的に、各自治体の分別方法に従ってください。薬によってはガラス瓶や針などがついていて、「燃えるゴミ」としてそのまま廃棄できないものもあるため、処分方法がわからない場合は薬局で薬剤師に相談してください。
　なお薬を廃棄する際は、その薬を拾って飲んでしまうような事故が起こらないよう、封筒や紙などに包んでからゴミとして出すようにしてください。特に、処方された医療用麻薬が不要になった場合は、そのまま家庭で廃棄するのではなく、薬局へ返却してもらうのが望ましいです。薬局では、その麻薬が回収・悪用されることがないよう、焼却したり、酸やアルカリで分解したりといった方法で処理を行います。

　使用済みのマスクも、基本的に普通の燃えるゴミとして扱ってもらって大丈夫です。ただし、清潔ではないマスク表面には触れないようにゴム紐の部分を持って外すこと、マスクを外してから手を洗うようにすることなどには注意してください。
　なお、咳や鼻水などの症状がある人が着けていたマスクは、更に慎重に扱う必要があります。廃棄した後もうっかりとマスク表面に触れてしまうことがないよう、ビニール袋などに入れた上で口をしっかりと閉じ、廃棄するようにしてください。

　自分が日頃から使っている薬が余っている場合は、「どの薬がいくつ余っているか」をお薬手帳などに正確にメモしておいてください。そうすれば、次に薬をもらいに薬局へ来られた際、薬局では余っている薬を差し引いて薬をお渡しすることができるため、薬代を節約することができます。なお、余った薬を薬局へ持参しても、返品や返金をすることは法律上できません。また、自分に処方された薬を家族や友人に譲渡するのは危険ですので、止めてください（副作用が起きても補償されません）。