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その痛みは免疫の乱れ?~関節の痛みと免疫の関係~

「年だから仕方ない」「使いすぎたから痛む」関節の痛みは、そう考えられがちです。もちろん加齢や負担も大きな要因ですが、近年の研究で注目されているのが“免疫”との関係です。実は、関節の痛みの裏側では、私たちの体を守るはずの免疫が深く関わっています。今回は、免疫と関節痛の関係についてご紹介します。

◆◇関節痛はなぜ起きる?◆◇

関節の中には、骨同士の摩擦を和らげる「軟骨」があります。この軟骨が長年の負担や加齢で少しずつすり減ると、関節の中に軟骨の細かな破片が生じます。すると、体はそれを「何か異常が起きているサイン」として察知します。ここで登場するのが免疫です。

免疫というと、ウイルスや細菌と戦うイメージが強いかもしれません。しかし免疫はそれだけでなく、壊れた細胞や傷ついた組織にも反応します。関節内に出てきた軟骨の破片を見つけた免疫細胞は、“修復を促す” “不要なものを片づける”という目的で、炎症を起こします。この炎症こそが、痛みの正体です。本来、炎症は一時的なものです。ところが軟骨は血流が乏しく、回復しにくい組織です。そのため軟骨の傷がなかなか治らず、免疫の反応が続いてしまいます。

結果として、“痛みが慢性化する”“体を動かさなくなる”“筋力が低下し、関節への負担が増える”という悪循環に入りやすくなります。

このような事から、関節の痛みから体を守るためには、炎症を長引かせないことが大切です。

◆◇関節を守るカギは免疫のブレーキ?◆◇

免疫には、炎症を起こす働きだけでなく、行き過ぎを止める仕組みも備わっています。このブレーキ役がきちんと働くと、炎症は自然と落ち着いていきます。

免疫のブレーキ役は体内にいくつか存在していますが、その内の1つには、2025年にノーベル生理学・医学賞で注目を浴びた制御性T細胞が挙げられます。この細胞は、免疫に対して「もう十分に働いたよ」という合図を出す事で、炎症を静める役割をしています。

このような働きから、制御性T細胞は関節の痛みを軽減するための標的になる可能性があることが報告されています。1)

◆◇制御性T細胞は腸で育つ◆◇

私達の腸に存在する善玉菌は食物繊維やオリゴ糖をエサにして、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」という物質を作ってくれます。2) この短鎖脂肪酸は、制御性T細胞の働きを活性化することが知られています。3)

 よって、食物繊維やオリゴ糖など、善玉菌の栄養になる成分を摂取することは腸内で制御性T細胞を育てることに役立ちます。

食物繊維はごぼうやブロッコリー、海藻類、きのこなどに多く含まれています。オリゴ糖は玉ねぎやニンニク、ごぼうに多く含まれています。

食事をする上で少しだけでもこれらの食事を取り入れることを意識してみてはいかがでしょうか。

◆◇関節を守る生活習慣◆◇

免疫のブレーキは炎症を抑えることで関節の痛みを軽減するサポートをしてくれる可能性がありますが、“軟骨の破損”という原因そのものを改善してくれるわけではありません。よって、そもそもの原因である軟骨の破損を防ぐ生活習慣も大切です。軟骨の破損を防ぐためには、運動が有効です。

関節は筋肉によって支えられているため、運動を行い、筋肉量を維持することで関節の負担を軽減することができます。

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<参考文献>

1)Arthritis Rheumatol. 2025 Nov 14. doi: 10.1002/art.43437.

2)腸内細菌学雑誌.2002,16巻1号,P35-42

3)Drug Delivery System. 2022, 37巻2号,p.159-167

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