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老化はコントロールできる時代へ

世界的な科学雑誌が認めた熟成ニンニク抽出液™の成分

 約 70年にわたりニンニク研究に取り組んできた湧永製薬株式会社は、抗老化研究の先駆者である一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)との共同研究により、「熟成ニンニク抽出液」に含まれる成分が抗老化作用を持つことを発見し、そのメカニズムを解明しました。
 この研究成果が国際的に権威ある科学雑誌「セル・メタボリズム」に論文掲載されたことを受け、5月8日、湧永製薬の湧永寛仁社長、IRPAによる記者会見が開催されました。


今回の研究成果を発表する湧永寛仁社長

健康維持に大きく関わる「S1PC®」の可能性

 熟成ニンニク抽出液は、生ニンニクを約2年間熟成させた湧永製薬独自の素材です。熟成によってニンニク特有の刺激性が抑えられる一方、生ニンニクにはほとんど含まれない有用成分が生まれます。
 これまでの研究では、熟成ニンニク抽出液には免疫機能の維持や高血圧の改善、動脈硬化の進行抑制など、健康維持に関わるさまざまな働きがあることが明らかにされてきました。
 今回、新たに注目されたのが「S1PC(エスワンピーシー)」という成分です。S1PCが健康に寄与する可能性は以前から示されていましたが、その詳しい仕組みは解明されていませんでした。今回の研究によって、S1PCが体内でどのように働くのか、その一端が世界で初めて明らかになりました。
 研究では、口から摂取したS1PCが脂肪組織に作用し、抗老化酵素の分泌を促すことを確認。さらに、血中に放出された抗老化酵素が脳の視床下部に届くことで、細胞のエネルギー産生に欠かせない「NAD(エヌエーディー)」の量を増やし、交感神経を介して加齢による筋力低下を抑える仕組みが、マウス実験によって示されました。
 また、予備的なヒト試験でも、血中の抗老化酵素の分泌が促されることが確認され、S1PCの抗老化作用の可能性が示されています。


※”S1PC”は株式会社ワクナガホールディングスの登録商標です

老化科学の新たな可能性を示す研究がスタート

 近年、細胞のエネルギー源NADを補う抗老化成分として「NMN(エヌエムエヌ)」が世界的に注目を集めていますが、今回の研究では、S1PCとNMNを組み合わせることで、抗老化酵素の分泌が増える可能性も明らかになりました。
 NMNの抗老化作用を世界に先駆けて報告したIRPAと、長年にわたり熟成ニンニク抽出液の研究を続けてきた湧永製薬による今回の成果は、老化科学の新たな可能性を示す研究として注目されています。
 さらに今回の発見は、これまで健康に悪影響を与えるものとして捉えられることもあった脂肪組織が、脳をはじめとする臓器へ情報を伝える重要な役割を担っていることを示した点でも、画期的な成果といえます。

熟成ニンニク抽出液™の可能性を追い求めて

 湧永寛仁社長は今回の研究成果について「人類が古くから追い求めてきた老化という課題への一つの答えであり、明るい未来につながるもの」と語りました。
 湧永製薬は創業以来、「世界の健康に奉仕したい」という思いのもと、熟成ニンニク抽出液の研究を積み重ねてきました。
 その中で導き出されたのが、熟成ニンニク抽出液は特定の疾患を治療する“治療薬”ではなく、日々の健康を支える“基礎薬”のような存在なのではないか、という考えです。
 2019年、S1PCが抗老化の仕組みに関わる可能性が社内で報告されたことをきっかけに、湧永社長はその可能性を科学的に解明するため、世界的な研究機関との共同研究を模索。その中で出会ったのが、老化・寿命研究の分野で国際的に知られるIRPAでした。

老化は日常の中で“予防”するもの

 IRPAは、抗老化成分として注目されてきたNMNの研究を世界に先駆けて報告した老化・寿命研究の第一人者です。当時、脂肪組織から分泌される酵素の抗老化作用を研究し、NMNとの組み合わせによる可能性を探っていたIRPAにとっても、湧永製薬との出会いは「絶好のタイミングだった」といいます。
 IRPAは「老化は病気ではなく、誰にでも訪れる自然な現象です。だからこそ、大切なのは変化が起きてから治療することではなく、健康な状態をできるだけ長く維持すること(予防)にあります。科学的根拠と安全性が確認された方法を、日々の健康づくりに役立てていくことが重要なのです」と提言しました。

適度な脂肪量が健康長寿のカギ

 また湧永製薬は、抗老化酵素を増やすためには、適度な脂肪量を保つことも重要だと説明。男性ではBMI 25〜26、女性ではBMI 23〜24程度の健康的な「小太り」程度の脂肪量が鍵になると示しました。
 さらに、S1PCは生ニンニクにはほとんど含まれず、熟成ニンニク抽出液に特有の成分であり、ほかの食品では報告されていない点も大きな特徴です。
 湧永社長は、「老化に関連する病気は世の中の7〜8割ともいわれています。S1PCは熟成ニンニク抽出液に含まれる1万種類以上の成分の一つにすぎません。今後も研究を深め、人々の健康に貢献していきたい」と、さらなる研究への意欲を語りました。

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