お客様
相談窓口

受付時間:月曜~金曜(祝日除く)
9:00-12:00・13:00-17:00

お客様相談窓口

0570-666-170

受付時間:月曜~金曜(祝日除く)
9:00-12:00・13:00-17:00

health_infomation 健康情報

NAD+シリーズ3 サーチュイン(長寿遺伝子)と NAD+

若々しさの維持や健康に関与している物質 NAD+。前回は、「なぜ歳をとるとNAD+は減るのか」について解説しました。NAD+が不足するとサーチュン(長寿遺伝子)へ影響がでて、老化や生活習慣病につながるとお伝えしました。今回はこのサーチュインに焦点を当て、NAD+との関係をより詳しくみていきます。

◆◇サーチュイン「長寿遺伝子」について 1)◆◇

サーチュインは、老化や寿命の制御に関わる「長寿遺伝子」と、その働きによってつくられる酵素(タンパク質)の総称です。細胞のエネルギー管理、傷ついた遺伝子(DNA)の修復の補助、炎症の調整など、体の内側の調整役として幅広く関わっていると考えられています。

酵母・線虫・マウスなどを使った研究で、サーチュインの働きを高めると寿命が延びたり、老化に関わる変化が抑えられたりする可能性が報告されてきました。

※ ヒトでの老化・寿命への影響についてはまだ研究段階です。「サーチュインを増やせば若返る」という単純な話ではありません。

● NAD+ は、サーチュインが働くための「材料」です 

サーチュインが正常に働くには、NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という物質が必ず必要になります。サーチュインはNAD+を消費することで初めて働けるのです。

サーチュインは「腕のよい職人」、NAD+は「その職人が使う材料」のようなイメージです。どれだけ腕のよい職人でも、材料がなければ仕事はできません。NAD+が十分にあってこそ、サーチュインもその力を発揮できると考えられています。

※ NAD+ はたばこに含まれる「ニコチン」とは名前が似ているだけで、働きも安全性も全く別の物質です(シリーズ 1 参照)。

◆◇NAD+ が減ると、サーチュインも働きにくくなります 2)◆◇

前回ご紹介したように、NAD+は加齢とともに低下していきます(60歳と30歳の皮膚で比較すると)。NAD+が減少すると、サーチュインが十分に働けなくなり、細胞の修復・調整機能が弱まっていくと考えられています。

「最近疲れやすい」「回復に時間がかかる」という感覚には、こうしたNAD+とサーチュインの連鎖的な変化が関わっている可能性があります。老化研究の重要な注目点のひとつとなっています。

※ 寿命延長との関係が比較的明確に示されているのは、主に酵母などの基礎研究・動物研究の段階です。ヒトへの応用については引き続き研究が進められています。

●まとめ:NAD+ を維持する習慣が、サーチュインも支えます 3)

NAD+を維持することは、そのままサーチュインの働きを守ることにもつながります。前回に続き、日常生活で意識できることをまとめます。

・十分な睡眠をとる(細胞の修復を助けます)

・バランスのよい食事を心がける(NAD+の材料となるナイアシン〔ビタミンB3〕はまぐろ・カツオ・鶏肉・アボカド・アーモンドなどに含まれます)

・適度な運動を続ける(運動によりNAD+やNAMPTが増加することが報告されています)

・過度な飲酒を控える(アルコール分解にNAD+が消費されるため、飲みすぎはNAD+を減少させます)

次回は、「NAD+を増やすにはどうしたらよいか?」というテーマに踏み込んでいきます。食事・運動・サプリメントなど、科学的な視点から一緒に考えていきましょう。

当社について知りたい方はこちらをクリック!

<参考文献>

1. Imai S, Guarente L. NAD+ and sirtuins in aging and disease. Trends Cell Biol. 2014;24(8):464-471.
2. Covarrubias AJ, et al. NAD(+) metabolism and its roles in cellular processes during ageing. Nat Rev Mol Cell Biol.
3. de Guia RM, et al. Aerobic and resistance exercise training reverses age-dependent decline in NAD+ salvage capacity in human skeletal muscle. Physiol Rep. 2019;7(12):e14139.

pagetop